地域とともに循環する畜産環境を作っていく

環境問題への取組み

地域とともに循環する
畜産環境を作っていく

国内販売シェア率では国内第一である「あぐー豚」のブランドで、柿安が自信を持ってお届けするオリジナルブランドが「プレミアムあぐ~」です。
その畜産への取り組みは、今後の柿安が目標とする循環型の畜産への挑戦の第一歩だと考えております。

「プレミアムあぐ~」は肉質のきめ細かい雌のみに限定し、肥育方法にもこだわりました。
沖縄県国頭郡東村の農場では、通常の「あぐー豚」の基準とされる250日肥育に対し、10日以上長い約270日間をかけてゆっくりと大切に育てていきます。更に、飼料や飲料へのこだわりも独自の研究を重ね、こだわりを追求。飼料には沖縄県の伝統酒・泡盛の絞り粕を配合。
飲料にはシークヮーサーの絞り汁を加えています。こうすることで脂身は甘く良質、肉質は柔らかく臭みがない、さっぱりと食べ易いオリジナルの「プレミアムあぐ〜」が誕生します。

地域とともに循環する畜産環境を作っていく

これはただおいしさを追求しているだけではありません。
沖縄で生まれる「プレミアムあぐ〜」の良さを沖縄ならではの飼料と飲料でブラッシュアップしていくことにより、地域の循環型の畜産ができればという願いがあります。
泡盛の絞り粕は、通常であれば廃棄されてしまう。
それをもし、おいしい「プレミアムあぐ〜」の飼料にできれば、廃棄されるだけだったものが、おいしさを育む一因となりえます。
さらに沖縄を代表するシークヮーサーが、沖縄の食材へ好循環を生む。
柿安が長年大切にしてきた“おいしさ、育む。”という企業メッセージにこめた思いは、こうして地域と連携することにより発展していくと考えているのです。

今はまだ研究の途中。「プレミアムあぐ〜」然り、牛肉への挑戦然り、今後、国内の畜産業や精肉業、食肉卸業が直面する食材との向き合い方に、地域とともにいち早く取り組んでいくことこそが大切だと考えているのです。